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STAP細胞って何?どんな事が出来る?誰が発見したの? [細胞について]

1/30 話題になっているSTAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)とは何?

ニュースで凄い凄いと話題になっている細胞の話。何となく言ってること分かる様な分からない様な・・・。
日本人がまた細胞の新たな発見をしたとの事で持ちきりの話題ですね。
小さなお子さんに『パパ、これはどういうお話なの?』と聞かれた際にちょっとでも分かっている振りをして父親の威厳をしめそう!って方を応援するが為に私なりに調べてみました。レベルが低いと感じたならごめんなさい。そんな方は英科学誌ネイチャーをお読みくださいませ(多分、英語だと思う・・)。


刺激惹起性多能性獲得細胞(素直に読めますか?) 
しげきじゃっきせい・たのうせい・かくとくさいぼう  →読みやすい様に区切ってみました。こんなに長い名詞が世の中にあったとは!?

これをSTAP細胞と呼ぶのです。『刺激によって引き起こされた多能性の獲得』を英語で書き頭文字をならべるとS・T・A・P(すたっぷ)と読める訳です。すばらしい~ネーミングです!


STAP細胞って何?凄い部分は何?

多分、お子様はこんな感じで質問してくる事でしょう。
細胞のネーミング自体が既に説明になってしまっているんですが、要は万能細胞なんですね。
『心臓や胃腸など、どんな器官にもなりうる分化多能性を持った細胞のことを指す』

万能細胞があると、心臓や胃腸とか内臓を作り出せるって解釈でしょう。
今回発見したSTAP細胞の作成方法が万能細胞として初めてって訳では事ではありません。
これより先に発見されているIPS細胞と言うものが存在してます。聞いた事ありますでしょう?

今回の話題とともに比較としてよく出てきますよね。でも少し解説しておきましょう!


IPS細胞とは?
こちらも流れ的には当たり前、万能細胞です。
2006年京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授を中心とする研究グループが作り出したもの。
人間の皮膚などの体細胞に、極少数の遺伝子を導入し、数週間培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化する細胞のこと。
iPS細胞の場合は作製に2~3週間を要し、特定の遺伝子を入れて作製するためがん化の可能性がある。

万能細胞作製自体は凄い発見なんだけれども、実際の使用についてはあらゆる問題点と言うか未知の部分が多いって事でしょうか(自信なさげな文章ですみません。ここら辺は遠くを見つめて話してください)
とは言え多くは世界中の研究者達がなかなかたどり着けなかった事を発見したんですね!



話はSTAP細胞へ戻します。
最終的に辿り着きたいゴールは多分同じなんですが、IPS細胞とは違いがあります。

①作製方法
オレンジジュースと同程度の強さの酸性で、体温に近い37度の溶液でマウスの体細胞に刺激を与えるだけでSTAP細胞が出来るらしい。しかもですね、動物の細胞は外からの刺激では万能細胞にならないと言う通説があったらしのですが、それを覆す発見ですって!何事も教科書が絶対って訳じゃあ無いんですね!!
何事もやってみなけりゃ分からないって話ですわ。
一方、IPS細胞は特定の遺伝子を細胞に入れて作る為、がん化になる可能性がある(ここらへんもまた難しいお話ですねぇ・・)。

②作製日数
IPS細胞の作製日数は2~3週間。それに対しSTAP細胞は早い場合2日間(だいたい1週間)で出来るのだ!!速さと安全面ではSTAP細胞が優れてるらしい。しかも大量生産も可能である。
(だんだんと違いが見えて来たんじゃあないでしょうか?)

③胎盤が作れる
以前に存在していたES細胞(特に説明しておりません)やIPS細胞では胎盤が作れなかったんですが、STAP細胞はこれができると言う事です。かなり凄い事なのです。

③要するに!
IPS細胞より簡単に安全に作製出来るのに質が高いと言う事である!!
我々、凡人には解りにくいが学者さん達の心境は『マジかよぉ~!!すげぇ~!』って叫ぶレベルとの事。


今後の展開として

革命的な発見と言えでも、現段階ではマウス(ねずみです)での実験で分かった内容・・。
しかもどうして出来たのか?のメカニズムはまだわかっておりません。
ヒトの細胞でも同じ事が出来るのか?が今後の焦点になっておりますが、かなり期待されております。
もし、ヒトに対しても同じ事が出来るので有れば、病気やけがした体を再生する治療に使えたり、難病の対策にするために細胞で研究して新しい薬を作ったりと、発展して行く訳です。


しかし発見した人、凄いですね!

もうニュースでは写真も出ておりますが、発見した人と言うかチームでの研究なんでしょうが、
中心になって研究している小保方晴子さんは何と30歳と言う若さで、もちろん女性です。学者(研究者)と言えば、白髪のおじいちゃんで偏屈?と偏見が有りましたが、時代って本当に変わるんですね。3年前からSTAP細胞の研究を本格的に行い去年29歳でリーダーに就任との事。しかも素敵なのはかっぽう着を着て研究していたんです。笑顔も素敵ですよね!
天才な人ってやっぱり変わってるな~。


以上で今回のSTAP細胞についての解説は終わりです。
読む前よりは理解が深まったでしょうか?あまり変わらなったでしょうか?
IPS細胞の発見自体が凄かったんですが、その後にも日本で更に凄い細胞が発見されたって訳で海外含めて大騒ぎなんです。今後、医療にとって良い発展が有る事を期待します!!

最後までお読み頂きありがとうございました。
わたし自身、勉強になりました。







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